映画「ゆきてかへらぬ」
今回の作品は、時代的には昭和初期が舞台のため、現代ではそのまま撮影できる場所はなくほとんどのシーンの舞台を昭和初期に美術で作り込んでいます。
今回はかなりの量の舞台を作り込む必要がありました。また、ただ作るのではなく、作り込んだ舞台は映画の中で馴染んでいないと作品が台無しになります。
その舞台で俳優部の演者が芝居をする。演者も舞台に馴染まないと台無しになります。今回、メインの3人の俳優はそういう意味でもとても馴染んでいると思います。それぞれの方々が映画の意図や時代背景や舞台を意識されていて、しっかりと演じられていると感じました。
セットで作った美術プランを幾つかお見せしたいと思います。
美術と演者、そのような視点で映画を観ていただけると、また違う楽しみが増えると思います。